先日、クワガタのペアを頂きました。

先日のこと、

前の職場の「クワ友」からクワガタをもらいました。

 

(注:僕の言う「クワ友」とは、クワガタの飼育を通じて日常生活を心豊かなものにしていこうという考え方を共有し、それを実践している友だちのことです。)

 

クワ友である彼の近所には、

初夏になると、

クワガタがたくさん採れるところがあるらしいのです。

 

 

ある日、

その彼から、

ミヤマクワガタがたくさん採れたと聞いて、

オス♂とメス♀のペアを頂くことにしました。

 

僕は以前から、

オオクワガタはたくさん飼っているのですが、

 

ミヤマクワガタは久しく飼っていないので

わくわくです。

 

 

 

ミヤマクワガタというのは、

表面にうっすらと毛が生えており、

色が黄色っぽかったり、ワイン色っぽかったりして、

ビンテージな風貌のするかっこいいやつです。

 

↑ オスの水牛はこんなやつです。

かっこいいですよね。

 

 

彼の職場で引き渡しを受けるのですが、

タイミングがなかなか合わず、

 

僕が彼の職場を訪問する日まで、

彼は、そのミヤマクワガタのペアを入れた小さな虫かごを

更衣室のロッカーの上に置いていました。

 

そして、数日後、

僕はようやくその職場を訪問することができ、

そのペアを引き取ったのです。

 

 

そのとき

彼曰く、

「あれーっ、さっきまでよーケンカしてて、ガサガサ うるさかったのに。」

「あ、いま、メス 下に潜ってて見えへんわ。」

「ほな、これー。」

 

ということで、

引き取りました。

 

 

僕は、

彼の言葉に

なにか、

 

”おかしい”

 

と感じるところがありましたが、

 

場所も場所だし、

その場で、潜っているメスのことを確認をしないで

彼からペアの入った虫かごをもらって帰りました。

 

(ちなみに、後日、オオクワガタのペアをお礼として彼に渡しています。)

 

 

さて、

家に帰って、

クワガタよりも先にすることがあったので、

 

虫かごをそのへんに置いて、

ちょっと離れたところで別の用事をしていました。

 

 

すると、

 

ガサガサ

ガサガサ

 

カコンッ

 

ガサガサ

 

カコンッ

 

カタカタカタカタ

 

・・・

 

たしかに、

ケンカしてる。。。

というか、一方的にメスがやられてる。。。

 

 

僕が飼っているのは

ミヤマではなく、オオクワなのですが、

それなりの年数のクワガタ飼育歴があるので分かります。

 

やっぱり、これは

 

”おかしい”

 

と。

 

 

”おかしい”というのは、

通常は、オスとメスのペアだけだと

ケンカしないのです。

 

葉っぱの下とか、木の皮の裏で、

二匹寄り添って仲良くしているのが

僕の見ているいつもの光景なのです。

 

 

が、

しかし、

 

このペアは

ケンカしてる。。。

 

なんで???

 

 

虫かごの中を確認すると、

確かにオスとメスのペアなのですが、

 

ん?

メスが変…

 

ミヤマクワガタのメスではない、のです。

 

なんだ??

 

と思って、

メスを取り出してまじまじと見てみました。

 

 

もちろん、

ミヤマクワガタではない。

 

ノコギリクワガタでもない。

コクワガタでもない。

 

・・・

 

たぶん、ヒラタクワガタでもない。

(ヒラタはあまり詳しく知らない。)

 

・・・

 

 

ぱっと見い、

僕の見慣れたオオクワガタのメスとおんなじです。

 

 

 

いやいやいやいや~

 

それは、ないでしょ~

 

オオクワのWD(ワイルド)なんて~

 

 

 

とは思うものの、

これがオオクワのWDだったときのことを考えて、

万が一に備え、

別の容器にメスを移しました。

 

このままでは、

ミヤマクワガタのオスに攻撃されっぱなしで危険だからです。

 

 

こうなったら、

検証するしかない。

 

 

その後、数日間、

たっぷりと餌のゼリーを与えた後、

 

産卵木の入った容器にいれて

このオオクワガタと思われるクワガタを

繁殖させることにしました。

 

 

 

願わくば、

ワイルドの環境で交配を済ませておいてほしい。

 

そして、願わくば、

オオクワのWDであってほしい。

 

 

どうか産卵に成功してください。

 

これが

僕の

今後数か月間の

楽しみです。

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。

 

一応、彼にもこの件は伝えています。

「何クワガタか判らんメスなので、産卵させてみます。」と。

楽しまなきゃね。

 

 

追記:

クワガタのメスの見分けるコツがあるので、

一応、目視でも判別は可能です。

 

でも、もう一つ確実だと思うのは、

オオクワのオスと一緒にさせれば良いんですよね。

(もともと僕のところにはオオクワガタがたくさんいるので。)

 

それで、

もし、ケンカしなければ、

高い確率でオオクワです。

 

この記事を書きながら、

そう思いました。

 

ただ、僕の目を盗んで

WDのメスが、累代Fのオスと

勝手に交配されても困るので、

 

ひとまず

現状の産卵の具合を確認してからにします。

 

それと、

オオクワガタのWDを重宝する理由。

 

WDでも累代Fでも

同じオオクワじゃん、

と思われるかもしれませんが、

 

こだわっている飼育家にとっては、

オオクワのWDと累代は

そのステイタスが全然違います。

 

オオクワのWDなんて

全然手に入りません。

 

希少価値がとても高いのですよ。