榊を取り替えて思ったこと

僕の事務所には神棚があります。

神棚には榊(さかき)を飾っていて、

一定期間ごとに新しいものに取り換えています。

 

枯れそうで見栄えの良くないものを神棚に飾り続けるのは

ちょっとヤだな、、、とためらい、

 

やっぱりきれいな葉の状態のものを飾りたいので、

一定期間ごとに新しいものに取り替えるようにしています。

 

 

今年に入って、

冬とか春のあいだは、榊は全然枯れず、

それこそ3か月とか、4か月とかもたせることもできたのですが、

(それでも一応新しいものに取り替えましたが、)

 

初夏になると、

榊には新芽が出てきて、

売っている榊も、その新芽が成長したばかりの部分になるんですね。

 

新芽の部分というのは、葉が若々しくて、みずみずしいのですが、

茎の部分が細めで、傷みやすいのです。

 

自然環境下では、その新芽の茎の部分がその後ぐんぐんと太くなっていくのでしょうが、

いったん、飾り用として切り取られると、それ以上はまず成長しません。

 

ですので、初夏に買った茎の部分が細くて柔らかい榊は

いったん切り取られると、

その後すぐに傷み始めます。

夏の気温の上昇もあって、

なおさら枯れやすくなってるのでしょう。

 

ということで、

新しい榊を買っても

1か月も経たないうちに新しいものにまた買い替えることになります。

 

 

自然環境でもまだまだ弱い部分にもかかわらず、

これから成長していこうというときに切り取られたので、

 

飾りとなるとなお弱さが現れてしまうのも致し方ないことです。

 

ということで、

夏場の間はずっと、

榊は頻繁に取り換えが必要だと思っていました。

 

 

 

 

そんなあるとき、

ふらっと、

道の駅みたいな店で、

農家直送みたいな状態の商品を取りそろえているところで買えば、

「木のような頑丈な榊」が手に入ることを知ることになりました。

 

いつもはホームセンターなどの店頭などの売り場で榊を買っていたのですが、

 

道の駅みたいな店で買うと、

ホームセンターで売っているような、

葉っぱの部分が表面に向くようにきれいに見栄えを整えた榊ではなく、

 

本当に木から切ってきたそのまんまのような状態なのです。

 

葉っぱの向きがアチコチに向いていますが、

本物の木らしく

きれいに葉の向きを整えたものよりはるかに茎が太く

深く青々としていて頑丈なのです。

 

 

 

昔、どこかの過疎化しかけた村で、

 

そのへんに落ちている葉っぱを料亭向けに売りに出して

大儲けしたような話を聞いたことがあるのですが、

 

道の駅の木のような榊なども、

言ってみれば、

場所によっては

そのへんにたくさん生えているもんなんですよね。

 

 

以前、神社の氏子総代をしていた時に、

神社の裏手の掃除をしていたら、

そこで榊の木が茂っているのを見たことがあるのですが、

 

あんな感じで、

山に行けばもっとたくさん

かなり自然に近い状態で生えているのでしょう。

 

榊はもともと飾りとしての需要はありますが、

目の付け所によっては

榊でも、落ち葉でもなく、

なんでも商売になる可能性はあるでしょうね。

 

買う人に価値を提供できれば、

相応の値段で売ることができます。

 

そのへんにたくさんあって一見無価値に見えるようなものでも

欲しい人にとってみれば、

皆喜んでお金を払うわけですから。

 

 

税理士の仕事についても同じような視点で見れば

工夫のし甲斐があるのかなと思います。

 

自分にとっては、会社員時代にこんなの当たり前と思ってしているようなことが

実は他との差別化ができるようなサービスであったり、

(逆にそれに気が付くのが大変であったりしますが、)

 

税理士業以外で経験していたことが

お客様が欲していた視点であったりとか。

 

べつに税理士業じゃなくても、

どんな商売でも、

その可能性はあるでしょうね。

 

 

最近、

事務所の榊を取り替えて、

深く青々として丈夫な榊を

満足げに眺めながら、

そう思いました。

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。