お客さんの目の前で部下を叱るか。

週末に、

家族で外食に出かけました。

 

いちおうコロナを気にして、

混む前に行こう、

とのことで、

かなり早めの夕食です。

 

近くを走っている国道沿いにあるお店で、

僕たちにとっては初めてのお店に入りました。

(もともと別の店にしようと出かけたのですが、なぜだかその日は閉まっていたので、急遽その店に。)

 

 

メニューを広げて

ひととおり注文を済ませた後になってから、

さらに目に付いた別メニューがあり、

 

そこに載っている料理も追加で食べたいなぁ、

となったので、

 

まだ最初に注文した料理がなにも出てきてない段階で、

もう1つ、

追加注文することとしました。

 

もう一度店員さんを呼んで

早々に追加の注文です。

 

 

テーブルまで来てくれた店員さんは、

最初の注文のときの店員さんではなく、別の店員さんで、

その店の中では

かなりご年配の店員さんです。

(4、5人くらいの店員さんがいたようです。)

 

その年配の店員さんに

1つ追加注文をしようとすると、

 

最初に注文していた料理が早速出来上がったようで、

 

最初の注文のときとはまた別の店員さんが

テーブルまで持ってきてくれました。

 

料理を持ってきてくれた店員さんは

結構若い店員さんです。

 

大学生くらいかなぁ。

(マスク越しの目元感で、たぶんですけど。)

 

料理を僕たちのテーブルの上に置いてくれて、

料理を示しながら、

僕たちにたずねてきました。

 

 

「焼き具合はこちらで大丈夫でしょうか?」

 

 

ほほぅ、

 

料理の焼き加減まで確認をしくれるのかぁ。

 

こんがり程よく焼けているので、

 

「ハイ。」

 

と答えたのですが、

 

 

追加注文をとる年配の店員さんが

若い店員さんに向かって、

 

「『焼き具合はこれでよろしいでしょうか?』ヤロォ?」

 

と、

厳しめの口調で注意しだしました。

 

 

その注意を受けて、

その若い店員さんは、

すかさず、

 

「あっ、焼き具合はこれでよろしかったでしょうか?」

 

と、僕たちに聞き直してきました。

 

 

もちろん、OKなので、

 

「ハイ。」

と、

また同じ返事を

することになりました。

 

 

「大丈夫でしょうか?」

なのか、

「よろしいでしょうか?」

なのかは、

僕にはどうでもよく、

 

それよりも、

”過去形”で聞き直されたことのほうが気にはなりました。

 

(進行中のことを過去形で聞かれるのに、僕はまだ慣れないのです。

慣れが必要かどうか、というのもありますが。。。)

 

 

若い店員さんが僕たちのテーブルから離れ、

年配の店員さんに追加の注文をすることになったのですが、

オーダーをとるのが遅いのです。。。

 

なかなか注文をとり終わりません。

ガサゴソと手こずっているようです。

 

すでに最初に注文した料理は目の前に出てきているのですが、

テーブルのそばからなかなか離れずに

なにやらガサゴソとしています。

 

ずっとテーブルのすぐそばなので、

僕たちは、料理を目の前にして、

 

「いただきます!」

 

が、とてもしずらい雰囲気でした。

 

 

二度目はないな。。。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

人前(お客さんの前)で

同じ従業員(部下)に向かって、

厳しく指導・注意をするのが妥当かどうか、

という疑問があります。

 

 

飲食店においてはどうでしょうか?

 

 

僕は、

あまり見たことないんですよね。

 

昔むかし、

厨房から客席まで、

怒鳴っている声が聞こえてきたことが、

”手打ちそば屋”で、

ありました。

 

このときは、

さすがに店を変えたくなりました。

 

怒鳴りながら

そばを打ってほしくないよなと。

 

不味い波動がたっぷり仕込まれちゃうじゃないか、

それを食べたら(僕が)体を壊しちゃうじゃないか、

と。

 

 

いくら目の前で、

ではなくても、

すごく気になったという記憶があります。

(その”そば屋”の件を、いまだに覚えているくらいですから。)

 

 

 

料理人たるもの、

(僕は料理人じゃなく、上から偉そうで申し訳ないのですが、、、)

 

怒りやイライラの波動を

出すべきじゃないと思います。

 

少なくとも、

料理中とか、

お客さんの目の前(食事中)とか、

お客さんに声が届く範囲では。

 

 

家系ラーメンの

てやんでい!

べらんめえ!

的な店を

僕が苦手にしていたのは、

(最近はそうでもないけど、)

 

 

客として、

注文の「型」をスムーズにこなさなきゃならないという

無言のプレッシャーみたいなものもあるからなのですが、

 

それは、こっち側の気後れみたいなものなので、

まぁ、どうにでもなる話として、

 

じつは、

それよりも、

厨房の大将からの威圧感であったりするところが

大きいと思ったりしてました。。。

 

食事中に出す波動じゃないよな、と。

 

 

 

それでは、

 

飲食業”以外”ではどうでしょうか?

 

 

料理とは関係のない仕事なら、

 

場合によっては、「アリ」でしょうね。

 

特に、安全を扱うような場面とかはアリでしょう。

 

 

あと、

「演出」としてそういう雰囲気を醸し出すほうが

かえって、お客さんも喜ぶ場合とかもアリでしょう。

 

先ほどの家系も、

ある意味、

「演出」といえば「演出」なので、

そういう意味ではOKなのでしょうね。

 

それ見たさに来たのよ、

みたいなお客さんもたくさんいらっしゃることでしょうから。

そういうところは、良くできていると思います。

 

 

だから、

叱るとか怒るみたいなのがNGなのは、

お客さんが嫌がるような場合でしょう。

 

逆に、OKなのは、

目の前で上司が部下を叱っているのを

そこにいたお客さんが見聞きしても、

 

それが型にはまっている、とか

しっくりしている、とか

いい演出だ、

と思えるのなら、

全然大丈夫だと思います。

アリですね。

 

 

 

じゃあ、

税理士業は?

 

 

僕だったら、

お客さんの目の前では

控えておくと思います。

NGです。

 

もちろん目の前に、当事者として、

ほかに誰がいるのかによって「演出」するケースはアリでしょうけど。

ケースバイケースでしょうね。

(飲食店が強烈なぶん、それよりはまだ余地があるかなと。)

 

 

 

まぁ、でも、

そのまえに

僕には、上司も部下もいないんですけどね。笑

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。