小梅の梅干し作りの続き(しそ編)

2か月ほど前に、

小梅の梅干し作りの記事を書きました。

(↓前回 2021年5月27日の記事)

小梅の梅干し作り

 

 

その後も順調に進んでいたのですが、

何も記事を書いていなかったので、

今更ですが、書いておこうと思います。

 

梅干しが苦手な人にとってはこの記事は申し訳ない気もするのですが、

僕は来年以降もまた梅干しを作ると思いますので、

その時にコレを見てすぐに作り方を思い出せるようにと。

(価値観カテゴリーの記事には、僕の趣味のことも含めております。)

 

 

 

さて、

前回はこんな感じで終わってました。

甘い香りのする小梅を塩に付けて

梅酢がジワリと出てきたところまででした。

 

 

 

このままの状態で土用干しを迎えてもよいのでしょうが、

赤い色を付けるにはしそが必要となります。

 

しそはあってもなくてもよいのですが、

今年は、しそを使って、赤い梅干しにすることにしました。

 

 

ということで、先ずは、しその調達です。

 

①2021年6月26日

↑近所のスーパーで買ったしそです。

たしか300円くらいだったような。。。

 

 

↑これを袋から取り出します。

枝の部分が少し残っているので、

枝から葉っぱをちぎり取ります。

小さな葉っぱも丁寧にちぎって使ったほうが

梅干しがきれいな赤色になるそうです。

 

 

それなりにきれいな状態のしそでしたが、

それでもゴミがついていないわけではないので、

キレイに水で洗い流します。

 

 

水切りをしたあとのしその葉に粗塩をまぶして手もみをします。

粗塩の分量は、乾燥した状態のしその重量の20%にしました。

(20%くらいで標準だそうです。)

乾燥した状態のしそで370gだったので、粗塩の分量は74gです。

その粗塩のざっくり3分の1をまぶした状態が、上の写真です。

 

 

しその葉と粗塩だけで手もみを開始しても

最初は葉っぱがゴワゴワとしてて、なかなか葉っぱがしなッとなりません。

それでも手もみを続けていくと、

写真のように徐々に水分(アク)が出てきて、しなッとなってきます。

 

 

さらに手もみを続けて、ギューっと絞ると

驚くほどの水(アク)が出てきました。

この水(アク)は全て流しに捨てます。

 

 

水分を絞り切って団子状になったしその葉のかたまりです。

 

(ステンレスのボウルに自分自身のみっともない姿が写っていたので、

その部分をトリミングすると団子がアップになってしまいました。)

 

 

団子状態になったしその葉のかたまりをほぐして、

そこに粗塩の残り3分の2のうちの半分(つまり粗塩全体の3分の1)を

さらにまぶします。

 

 

2回目の粗塩の手もみです。

先ほどの1回目の手もみでたくさんの水分(アク)が出たはずなのに、

2回目の手もみでもまた水分(アク)が出てきます!

これには驚きました。

 

 

これも先ほどと同じく、

水(アク)は全て流しに捨てて、団子状になったしその葉です。

水分(アク)がさらに抜けた状態なので、

先ほどの団子よりも一回り小さくなっています。

(ステンレスのボウルに自分自身のみっともない姿が・・・以下同文。)

 

 

2度あることは3度ある。

ということで?3回目の手もみです。

残りの粗塩をすべて使い切って手もみをします。

ギュっと絞って、これだけ水分(アク)を出し切れば、

もう大丈夫でしょう。

 

 

粗塩で手もみを3回した結果、

乾燥した状態のしその葉の重量が

なんと、370gから134gになりました。

約64%の減量です。

これって、

人間の体内の水分比に似ているのか、

それとも黄金比なのか。。。

 

 

粗塩でアク抜きしたしその葉を小梅を漬けているビンに入れます。

しその葉の団子に梅酢を少量加えてしその葉の団子をほぐしてから、

小梅の上にまんべんなく広げていきます。

 

 

しそを表面全体にまんべんなく敷き詰めたところで、

ビンを傾けてぐるりと1周させると

早速しそから赤い色が染み出てきました。

 

 

⑮2021年7月4日

1週間ほど、ぐるりぐるりとビンを傾けるのを続ければ、

このように小梅全体が真っ赤に染まります。

梅干し好きにとっては、すでに食欲がそそられますよね。

 

 

 

あとは、土用干しを待つことになりますが、

それはまた別の記事で。

 

 

 

今回は、ここまでなのですが、

最初に失敗談があったので、

それについても、せっかくなのでここに書いておこうと思います。

 

 

その失敗とは、

最初、しその葉っぱを枝からちぎり取って、水洗いして、

その水洗いしたしその葉を、水切りしたときの失敗です。

 

水切りをどこまですればいいのかが分からなかった(よく調べなかった)ので、

水切りとは、葉っぱをキレイに乾燥させなければならないと僕は思い込んでいました。

 

そこで、

キレイに乾燥させようとして、

ザルに入れて日中ベランダで天日干ししていたら、

夕方になった頃には

葉っぱの中の水分まですべて吹き飛んでしまって、

しその葉がカサカサとした

冬のモミジの落ち葉のような状態になってしまったのです。

 

このようなカサカサの葉っぱを

増えるワカメのように

水で戻すわけにもいかず、

しその葉を新たに買い直すことになってしまいました。

 

どうせ粗塩の手もみで水切りができるので、

しその葉を洗った後の水切りは

そこそこ適当でも大丈夫だったということです。

 

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。