外に出す数字の見積もりと、価値観のはなし

税理士として仕事を始める前からも、

税理士として仕事を始めてからも、

まだまだそれほど数は多くはないのですが、

自分なりにはたくさんの、何人もの経営者の方や事業主さんとお話をする機会がありました。

(税理士としては少ないほうだろうから、自分なりに、としています。)

 

僕がそのような方々とお話をしたときに、

そのお相手の人が自分のお客さんではなかったとしても、

なんとなく、ぼんやりとでも、

僕がその人に対して感じているのは、

 

”手堅くでてくる”のほうの人なのか、

つまり、仮に予算でいえば、保守的な予算を組んでいるタイプなのか、

 

それとも、その逆に、

”大きくでてくる”の人なのか、

つまり、仮に予算でいえば、高め高めの目標値を予算に組むタイプなのか、です。

 

予算でいえば、もちろん、どちらも会社(個人)として組んだ予算なので、

単純に〇か×かに評価を二分できるものではないものですが、

 

でも、僕にとっては、

好きかタイプか、そうでないか、というのはあります。

 

僕が好きなほうは、

前者のほう

つまり、

”手堅くでてくる”ほうです。

仮に予算でいえば、保守的に見通しをたてているほうです。

過去から現在の延長線上に手堅く未来を見通しているほうです。

手堅いのは、べつに弱いわけではありません。

控え目というわけでもありません。

 

 

あくまでも投資の素人である僕からみたはなしですが、

上場企業の決算発表のときに見かけたりします。

あの会社は決算発表でいつもいい決算を出すのにもかかわらず、

見通しをカタめに出すから、せっかくのいいタイミングでいつも株価が下落する、みたいな。

そんな会社があると思います。

短期投資家という立場にたてばあまり面白味はないほうですね。

 

その一方で、それとは逆に”大きくでてくる”傾向の会社が市場からは評価されてたりしますし。

(評価が一時的なことでも、大きく出さざるを得ないだけかもしれませんが。)

 

社内的な目標であるとか、

個人の目標として、というのなら、

どんな予想をたててもらってももちろん良いのですが、

これが対外的になんらかのカタチとして出すのであれば、

どんな数字でもよいというわけにはいきません。(と思います。)

 

だから、僕がもしも

お客さんから相談されたのなら、

(面白味はなかったとしても)

外に出す数字はかために見積もりましょう、

というふうにしています。

 

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。

 

善悪のはなしではありません。

価値観です。

好きなタイプか、そうでないかは、

おそらく以前に勤務していた会社の社風(経営者)を引き継いでいるからだと思います。

そして僕は自分が引き継いだほうを信用しています。

 

株価のところのはなしについては、株式投資の素人はなしだと思って、

さらっとお願いします。