儲かってお金が増えるよりも、その後に支払う税金のほうが・・・
「これ以上稼ぐと税金が不安だ。」
「商売で儲かって現金が増えてくると、税金の支払いに困ることになってしまう。」
僕にはこのような考え方はまったく持ち合わあせていないのですが、
たまに耳にすることがあります。
もちろん、
○○万円の壁とか、
社会保障的なもののラインなどを気にされているのであれば、
それはそれで、その方なりの
正しい判断、正しい選択でもあったりするのですが、
単純に、
商売で儲かる → 税金が増える → お金に困る
といった図式でお考えでいらっしゃるようなときには、
そんなことはないと、
僕の考えを伝えています。
商売で100円儲かっても、
儲けの100円を超える税率100%超の税金の徴収はされないです、と。
”しまった、黒字だ、
たくさん儲かって、入金もされて、預金が増えてしまった、
だから、
税金が払えない、”
みたいなことはございません。
(税金を払いたくない、はあるかもしれませんが。)
源泉とか予定納税とか中間納付はあるにしろ、
納税は”基本的には”忘れたころにやってくるものなので、
そのための資金繰りには注意いただくとして、
儲け以上に税金で預金がなくなることはない、と
安心していただくこととしています。
税率が100%を超えることはございませんので
心配なさらないでください、
的なことを”柔らかく”伝えています。
僕からすると、
このようなかたちで、
儲かって預金が増えることに対して納税の不安をおぼえることは
とても不思議なことなのですが。
なぜなのでしょう。。。
先ほどの、
○○万円の壁とか、
社会保障的なものとか、
資金繰りとか
こういったもの以外の理由で考えられるのは、
もしかしたら、
心情的なものなのかもしれない、
と思ったりもします。
税金 イコール 搾取される(コワイ、嫌だ)
とかでしょうか。
いったん自分のものになったお金が
税金という名の下で
自分の手許を去っていくのが、つらく悲しいとか。
いや、分かりませんが。。。
そういえば、、、
10年ちかく前のことですが、
また思い出してしまいました。
ネット証券で上場株式の売買をして
結構な金額で儲かったある方が、
僕に言いました。
「せっかく株売って○○万円儲かったのに、○○万円も源泉で取られた。」
「めっちゃ、損したわ。」
と。
真剣な表情で、
とてもくやしそうな声で、
僕に訴えていました。
源泉でめっちゃ損したわ、と。
これほどの強烈な嫌味はないな、と
そのときには感じたものです。
10年ちかく前のことですが、
いまでも思い出すときがあります。
もしかして、
前述の方も
遠回しに同じようなことを僕におっしゃっているのかもしれません。。。
いや、、、
そうではない、
と思いたいところです。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。