会社勤めでなくなってから、心配しなくてもよくなったこと
僕は税理士として独立する前は
一般企業で仕事をしていました。
会社勤めです。
特に不満があって会社を辞めたわけではありません。
税理士になろうと思ったからです。
会社勤めのときには、
人間関係でつらかったことなどは、
ゼロではないにしろ、
ほとんど思い出すことができず、
どちらかと言えば、
楽しかったことのほうが多かったように思います。
いまでも楽しみで、
定期的にお会いする機会をいただけているくらいです。
人間関係では、
僕の側から見れば、特に問題などなかったのですが、
(逆の側から見ると、僕のほうにこそ問題があったかもしれませんが。)
それでも、
僕には、
日常的に、耐えがたいことは、ありました。
その最たるものは、
通勤時における大渋滞です。
僕は電車の駅の近くに住んでいるのですが、
(残念ながら)電車通勤ではなく、
車通勤をしていました。
会社には最寄り駅とよべるような駅はなかったからです。
もちろん、最寄り駅自体はあったのですが、
最寄り駅から会社までの距離が半端ありません。
バスも日に何本か走っているのですが、
それを通勤に使うといったことまではなかったです。
使えそうなバスは、朝夕にそれぞれ1本ずつくらいで、
結局は、時間が合わせづらくで。。。
いまから思えば、
駅前に、
置き自転車、ならぬ、置き車、くらいしててもよかったかな、
とは思っています。
で、僕は、
家から会社まで、
車で通勤をしていたのですが、
雨の日や、雪の日には、
僕の駐車場から国道に出るまでの道が大混雑で、
コレに、僕はまいっていました。
雨の日や、雪の日には、
電車の駅までの送迎、見送り車両が
普段にも増して大量に駅付近に流入してくるのです。
駐車場から国道に出るまでは、
数百メートルの道のり(徒歩5分くらい)なのですが、
その流入の影響で、
車だと、平気で15分とか、20分とかかかることもあったり。
国道に車が出られない、ということは、
すなわち、
国道に出てからも車がほとんど動いていない、
ということで、
早朝から、早くも戦意喪失をしていました。
国道に出てからの30キロの道のりが苦痛で。。。
(高速道路とかの選択をしたことも、あります。)
ほかにも道中に関門は、幾つかありましたが、
今回は省略としておきます。
僕が一番恐れていたのは、
運転中の寝落ちです。
渋滞で、集中力が消耗されるのでしょうか。
渋滞のない、スムーズな流れの日には、
眠けはほとんど生じませんでしたが、
逆に、渋滞でこれほどまでに全身が消耗されるとは、
自分自身で、体験してみて、人生ではじめで気がついた次第です。
さすがに、会社に向かう途中での眠気はありませんでしたが、
会社からの帰りの際には、ヒヤリハットもあったりしました。
マヂで寝落ちしそうになるんですね。
1秒落ちてたかも、とか。
(そうならないように踏ん張りましたが。)
今思い出すと、とても恐ろしいのですが、
僕は週に数回は、寝落ちに逆らうことで必死でした。
対策は、手を変え、品を変えで、
幾つも試したのですが、
その効果があるのは、はじめのうちだけで。。。
ガソリンスタンドの洗車機に車をとおしている、
その1~2分の内に、運転席で熟睡してしまって、
スタンドの店員さんに洗車場で起こされたりすることも。。。
コンビニの駐車場に車を止めて、一寝して、
夢か現実かも分からずに、止まっている車にガバッと急ブレーキを踏んだりとか。。。
今では、
自宅から事務所まで、
寝落ちの心配がない距離なので、
その点が、とても、とても安心です。
自転車や、徒歩でも通える距離ですし。
これが、
事務所ではなく、
自宅兼事務所なら、
なおさら、安心なのでしょうが、
今の自宅スペース、その他の環境だと、
こんどは、嫁や娘に蹴散らされる心配が生じてしまいます。笑
守秘義務があるなかで、
僕自身がその場から蹴散らされては大変なので、
僕にとっては、
今現在の事務所がちょうどよい具合なのだと感じています。
税理士は独立すれば、
自分の好みのスタイル、環境下で仕事をすることが
可能になります。
僕は、
寝落ちの危険の心配もなく、
安全に通えるように、
今の場所を選択しました。
住んでいる場所や、
周辺の環境、
自分自身の体質、
ご家族の状況など、
幾つもの関係性の中から最適解をさがせることは、
独立してよかったと思えることの一つです。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
当時、寝落ちしかけても、ギリギリで持ちこたえれてよかったです。
なんだか分からない存在に、感謝しています。