嬉しいはがき、マジック書き
先日、
といっても、昨年の、冬っぽくなってきたころだったと思います。
友人と焼鳥屋さんで食事をしていたときの友人の話の中で、
いろいろな商売があるものだな、
と感心したことがありました。
いくつかの話の中でとくに僕の興味を引いたのは、
手書きのハガキを書く商売。
本人に代わって手書きのハガキを仕上げてくれるというような、
ハガキ代行業というのがあるのですね。
あまり詳しくは見てませんが、ネットでも出てきます。
写真プリントのハガキなども外注することがあったりすると思いますが、
それの手書き版ということなのでしょう。
年賀状に限らず、
暑中見舞いハガキでも、
お礼や挨拶のハガキでも、
すべてを手書きで代行してくれるらしいです。
ちょっとデザインが凝ってて、
芸術性のある、
毛筆も使ったりするような。
そんな感じだと思います。
機械的な文字が並んでいるのとは違って、
パッと見、手書き感が
ありありと見てとれるようなハガキです。
そういえば、
僕もそれらしきハガキを
これまでに何度かいただいたことがあるような記憶があります。
字うまいなぁ、
デザインかっこいいなぁ、
と思ったので、
たぶん”アレ”のことだな、
と僕の記憶に残っています。
相手方の記憶に残るようなハガキに仕上げてくれるので、
商売としても成り立つのでしょう。
僕もそうであるように、
ほかの人もおそらく、
そのようなハガキをもらったら、
頭の片隅に残っていると思います。
たぶん。
僕の記憶にあるような、
字もきれいで、
デザインもよい手書きのハガキがある一方で、
おなじ手書きハガキで、
僕の好きなハガキがあります。
今年も年賀状でいただきました。
大学生のころからの仲間からの年賀状なのですが、
毎年毎年、
黒のマジックだけでハガキを仕上げてきてくれる友人がいます。
おもての宛先も、
うらのメッセージも、
黒のマジック一本。
そして、
字はきれいではありません。(友人ゴメン!)
毎年同じ字なので、
決して今年は手を抜いて書き殴ってしまった、、、
みたいなことではないと思います。
そんなに毎年毎年同じように書き殴ったりできないと思いますので。
たぶんその友人のありのままの字なんでしょう。
決して商売にはならないだろうと思われる字なのですが、
僕はこのハガキをいただいて、
毎年嬉しく思っています。
なぜだか分かりませんが、
安堵したりしています。
その字が僕のツボにはまっているということなのでしょう。
僕の好きなパターンです。
こういうのアリですね。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
ほかにも僕の好きなパターンがあと3種類くらいはあるのですが、
マジック1本パターンがツボの1つであることを書いてみました。