鳥の鳴き声を聞いて感じることは人それぞれ。自分自身の”人それぞれ”も大切に。
事務所の近くに、
どうやら小鳥(雛)が住んでいるみたいです。
ピーピー
ピーピー
と小さな音、
雛の鳴き声らしき音が聞こえだしたのは、
およそ10日ほど前。
最初の数日は
ほとんど気にも留めていなかったのですが、
その音が毎日のように聞こえるということ、
そして、
ピーピー
ピーピー
という音が、
最初のころよりもだんだんとはっきりした声になってきたことから、
ああ、間違いなく、近くに鳥の巣があって
雛が成長するにつれて、
その鳴き声が、
大きくなってきているのだな、
ということが分かってきました。
事務所近くの、
だいたい、あっちの方角かな、
くらいの見当は付くのですが、
巣の場所は特定できません。
木の上なのか、
隣の建物の隙間のどこかなのか、
わかりません。
どんな種類の鳥かも、
まだわかりません。
先日、
僕が出先から帰ってきた、ちょうどそのときに、
事務所の前の通り道を、
親子連れが歩いていました。
事務所の前の通り道は、
そこそこ人通りが多い通り道なので、
普段、僕は、
どんな人が歩いているか、
とか、
その人たちがどんな会話をしているのか、
なんてことには、
いちいち気には留めていません。
ですが、
その親子連れは、
通りの車やバイクから出ている音の隙間から聞こえる
その雛鳥の鳴き声のことを、
あー、うるさい!
と言っていました。
僕にとっては意外なことを言う親子連れでした。
だから、
たまたま僕は覚えているのです。
まあ、
おなじ景色を見ても、
感じることは、
人それぞれ。
大自然に出かけて、
空気が美味しい、
景色がきれいだと、
自然を堪能する人もいれば、
ナニモナイ、
と不満を口にする人もいます。
人それぞれ。
騒音については、いっさい気にならないのに、
それよりも小さな、鳥の鳴き声を聞いて、
ウルサイ、
と思うかどうかも、
人それぞれ。
人それぞれ、ということは分かっているのに、
なにか違うな。
と、僕は感じました。
この、
なにか違うな。
という感覚は、
僕は仕事においても大切にしているもの。
分かりやすいところだと、
なんでもかんでも経費にしてちょうだい、
という考え方とか、
ちょっとくらいだからと、
売り上げを抜こうとする考え方とかは、
絶対に、僕に合いません。
幸い、
そういった考え方の人とのお付き合いは、
僕にはありません。
なにか違うので。
なにか違う、
という感覚。
車道から聞こえる音よりも小さな鳥の鳴き声を聞いて、
あー、うるさい!
という人とも、
僕はお付き合いをすることはないだろうな、
と思っています。
このような、僕の考え方自体も、
きっと、
人それぞれ、
ということなのでしょうね。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
人それぞれ、というのは、
決して、すべてを受け入れる、というものではない、
と思っています。
尊重こそすれども、やはり自分とは違う、
ということで、
距離をとっておきたいものも、あります。
もしも、
その親子連れから、
あー、うまそう(美味しそう)
という会話が聞こえてきたのなら、
僕は、
その親子連れに親近感を覚えていたかもしれません。笑
(あ、ちがうか。。。)