またたび(木天蓼)を酒に漬け込みました。
「またたび酒」を仕込みました。
甘くて美味しいフルーツ酒を作ってもよかったのですが、
一風変わった薬のような効果が得られる酒を作れないかと思って、パソコン画面に向かって色々と探していたら、
「またたび酒」がヒットしました。
これだ!
またたびと言えば、ネコの大好物、万能薬として有名です。
自然では、山間の谷沿いに自生しているらしいのですが、
僕は、乾燥したまたたびを
ぽちっ
と1クリックで購入しました。
用意するものは、
- 広口ビン
- 角砂糖
- またたび
- 果実酒用リキュール
広口ビンは、梅酒を漬け込んだ6月ごろには、近所のスーパーの食品売り場でたくさん目にしたのですが、
今回、同じスーパーに行っても全然見当たりません。
店員さんに聞いても、最初は「??」でしたが、別のフロアーに少し残っていることが判明しました。
ということで、近所で手に入れることができました。
少し離れた別の店(ホームセンター)で売っているのは知っているのですが、
持ち運びするのがほら、重たいですからね、近所で買いたかったのです。
季節外れ商品?なのか、3割引きになってました。
ラッキー!
嬉しくて2本も買っちゃいました。
乾燥またたびの写真がこれ ↓
1粒の直径は1センチくらい
「一度よく水洗いしてからお使いください」と説明書に書いてあったので、
水洗いしたら、結構汚れてました。
ゴミのようなくずとか、小さな昆虫(蚊?)なども水面に浮いてきましたが、きれいに洗い流すことができました。
漬け込んだ写真がこれ ↓
冬頃には透明なリキュールが真っ茶色に染まって、
布で濾過してから飲むそうです。
またたびの効能
どうやら、
利尿効果・滋養強壮・腰痛・心冷え性・神経痛などに効くそうです。
またたび酒の味
とても不味いそうです。
苦味や渋味がきつくて、はちみつなどを溶かして飲めばよいそうです。
またたび(木天蓼)とは
またたびの果実は、
表面がつるりとしてきれいなものと、
表面がデコボコしているものと、
2種類あります。
本来は表面がつるりとしているのですが、
マタタビアブラムシ虫が寄生して卵を産み付けると、
表面がデコボコしたものに変化するそうです。
薬効が高いのは、虫が寄生したデコボコのほうで、
「木天蓼」(もくてんりょう)と呼ばれています。
「虫」と聞いて一瞬怯みましたが、
今回のまたたび酒作りには、この木天蓼を乾燥させたやつを使用しました。
文字通り「良薬は口に苦し」なのか、
この冬の完成を楽しみにしています。