レモンの植木鉢

(最初にお断りしておきますが、虫の嫌いな人はこの記事は読まないほうが良いかもしれません。)

 

たしか、5月の後半だったかな。

 

事務所のベランダが

あまりにも味気ないと思ったので、

 

家に置いてあったレモンの鉢植えを

事務所のベランダに持ってくることにしました。

 

 

事務所のベランダには、

車のタイヤ交換にと、冬用のタイヤしか積んでいなかったので、

余っているスペースに、

何か「緑」を置きたいと思っていました。

 

 

はじめは、「ネギ」とか、「しそ」のような、

夏場の昼食にちょうど良い「ざるそば」や「そうめん」、「冷やしうどん」の薬味になるようなものを植えようかと考えていましたが、

 

先ずは、家のベランダで、葉っぱが散ったままで枝だけになっていた、

高さ80センチくらいのレモンの木の鉢植えを持ってくることにしました。

 

家のベランダと比べると、

事務所のベランダはまだ雨風があたりやすいので、

レモンの木を活き活きとした木に復活させられる、と思った次第なのです。

 

 

このレモンの木は、

東京に住んでいたときに頂いたものです。

 

嫁さんが、新聞広告だったか、市報だったかに載っていた、

レモンの木の「はがき抽選」に当たったのです。

 

 

誰が、どういう経緯で木を配っていたのか、

そのお金の流れがどうなっていたのか、

興味がないままもらってきたけど、

 

当時、近所には、植木用の樹木を育てているような、

おおきな植木市のような場所が幾つかあったので、

そこで育てたものを善意で安く卸して配っていたんだと思います。(たぶん)

 

実は、

当選したのは、レモンの木ばかりではなく、

他にも、

  • ミカンの木
  • ゆずの木
  • ブルーベリーの木

がありました。

 

毎回はがき抽選に出せば、

ほぼ当選していたような記憶があるので、

 

他のみんなは木に興味がなかったのかな。。。

応募できることを知らなかったのかな。。。

 

それとも、確か、往復はがきで応募してたから、

そもそも

応募者全員にあたるようになっていたのかも知れません。

 

 

大きめの植木鉢に入れて

大切に育てていたので、

東京から滋賀に引っ越してくるときにも

迷わずに持ってきたのです。

 

 

まだまだ小さな木なので、

たくさんの収穫があるわけではないのですが、

それでもブルーベリーは毎年実をつけますし、

レモンもゆずも少し収穫できたことがあります。

 

 

*******

 

さて、

 

事務所に持ってきたレモンの鉢植

 

枝だけの丸裸になってしまっていたけれど、

持ってきてすぐに葉っぱが出てきました。

 

 

おおっ

手ごたえありです!

 

次から次に葉っぱが出てきます。

事務所で再生させる狙いは大当たりとなりました。

 

やっぱり事務所のベランダだと、

ちょっとした雨でも、うっすらと濡れてくれて、

 

高層階の家にある庇の大きなベランダより

事務所のベランダのほうが、

まだ自然に近い環境に思えます。

 

事務所のベランダで再生しないはずはないと睨んでいたのですが、

それが見事に的中しました!

 

 

ただし、、、

 

心配事がないわけではない、

 

 

それは、

アゲハ蝶

 

アゲハ蝶は高層階に飛来することはないのですが、

事務所の低層だと、

いずれアゲハ蝶に見つかってしまいます。

 

 

まぁ、見つかって卵を産み付けられても、

幼虫が葉っぱを食べるスピードよりも

葉っぱの成長のほうが早ければ、

大丈夫。

 

僕は、「大丈夫」に賭けていました。

 

 

*******

 

ところが

ドッコイ

 

5月といえば

アゲハ蝶の産卵シーズン真っ只中

 

 

いつの間にやら、

レモンの木が葉っぱでフサフサになる前に

3つも卵を産まれていたのです。

(たぶん、アゲハ蝶も遠慮して3つしか卵をつけなかったのだと思いますが。)

 

 

葉っぱがまだ少ないレモンの木に

アゲハ蝶が3つも卵を付けたのと、

僕が元々殺生が嫌いな性格で3匹とも蝶まで育てようとしたため、

結局レモンの葉は全滅

元の枝

 

しかも、

アゲハ蝶の幼虫は、

食糧不足で蝶になることができませんでした。(たぶん。)

 

 

 

 

ここで教訓:

 

エサの葉っぱの分量を読み違えたアゲハ蝶にもオチドがあるけど、

僕のほうでもあらかじめ計算しておこう。

 

 

4令幼虫までで葉っぱ10枚、

5令幼虫が蛹になるまでに20枚の葉っぱを食べるとして、

ちょうちょ1匹で葉っぱ30枚。

 

葉っぱの枚数を幼虫の数で割って、

葉っぱに余りが出ればOK

 

葉っぱに不足が出れば、

かわいそうだけど、間引くことにしよう。

 

さよなら、幼虫。。。

 

(いや、さよならはかわいそうだから、家のミカンの木に移そうかな。。。嫁さんには内緒で。)

 

 

途中で生えてくる新たな葉っぱもあるとはいえ、

事務所では1匹が限界かな。。。

 

 

*******

 

一度丸裸になったレモンの木も

7月に入ってから順調に葉っぱが回復してきています。

(成木責めをしたわけではありませんが。)

 

↓こんな感じ

 

アゲハ蝶の産卵シーズンは年に3、4回

 

教訓を生かすのは

この夏です。

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。