作成する資料の構成や内容をちょくちょく更新していたはなし
会社に勤めていたときには、
上司が変われば、
その上司に合わせて、作成する資料の構成や見せ方がよく変更になっていたものです。
もちろん、経理においては、
決められた書式でしか提出できないような書類は
勝手に変更などできませんが、
説明資料や、分析資料(予算、管理会計、コメントなど)は、
人それぞれ知りたい内容も違いますし、
強調したいポイントも違っていたので、
上司が変われば、
その上司に合わせて、作成する資料の内容や表現などが
部分的ではあっても、
更新となっていました。
上司といっても、
社長、直轄の役員など、1人ではなく、複数であることがありましたので
その回数は多かったと思います。
また、上司が変らなくても、
その年その年のイベントごとや関心ごとの移り変わりによっても
見せ方が変わることがありましたので、
資料の体裁については、
たとえ少しずつではあっても
更新されていたと思います。
(もちろん、自分なりの論点なども入れつつ。)
今では、僕は、会社勤めではなくなったので、
社内向け、上司向けに、こういった資料を作ることは基本的には必要ではなくなりました。
指示を受けることもなくなったということです。
しかし、
僕はそのすべてをなくしてしまったわけではありません。
たしかにもう上司からの指示を受けたりはしないので、
一見すると作成する必要はなくなりはしたのですが、
とはいっても、
お客様と話をしていて、
「ああ、あのときのあんな感じの資料があればいいかな」、とか
「こんな資料があったらパッと見て分かりやすいだろうな」、とかを考えて、
必要に応じて、今でもお客様に見合った資料を作って説明したりすることもあります。
予想以上に喜んでいただけることが多く、
会社勤めのときの経験がこういったところでも生かせるんだな、と思います。
会社勤めのときは、
上司との会話の中で、
どんなことに関心があるのかな、
とか、
資料に目を通している上司の顔色や質問などから、
どのくらい理解してもらえているかな、
とかを確認し
それを踏まえてどう説明すればよいかを考えていたりはしましたが、
いまでは、
その上司を、お客様へと置き変えることで、
同じように考えたりすることもしています。
そういえば。
会社に勤めていたときには、その会社の顧問税理士をされていた人から、
会計システムから出力された分析資料らしきものを受け取ってはいました。
ただ、申し訳ないのですが、
その資料については目を通すことはほとんどありませんでした。
会計システムから決まった書式で出力されるソレは、一見立派な分析資料には見えたのですが、
的が分からず、資料というよりは、結局はデータであることが多かったように感じたからです。
やはり何らかのカスタマイズが必要なんだろうと、
そのとき(会社員の僕)は感じていましたし、
今でも僕はお客様に合わせたカスタマイズをしてみて、
その必要性はあるのだろう(少なくともゼロではないだろう)、
と再認識しています。
(もちろん相手や、目的や、内容によりけりですが。)
僕には会計事務所での勤務経験がないので、
果たしてなにが当たり前のことなのか、一般的にはどうしているのか、
よく分からないところもありあますが、
そのあたりは、お客様の反応も見つつ、
よいと思える方向に試行錯誤をしていこうと思っています。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
とくに資料は必要ではなくても、
たとえば、
「本日の打合せの目次」
みたいなものを提示するだけでも喜んでもらえるときがあります。