一括値引きの記載がある請求書

先日、

お客様が、その取引先から入手した請求書を拝見したのですが、

その中に、値引きの記載がありました。

 

複数の項目に対する一括値引きの記載です。

 

複数の項目の内訳として、

固定資産に計上すべきものや、

役務提供などで費用処理するものが

混在しています。

 

これらの項目に対して

一括して値引きの記載があると、

もらった側(お客様側)で按分計算の必要が生じたり、

ときにはその取引先へ確認をとる必要が生じてきたりします。

(ひと手間かかるということです。)

 

見積の段階で、一括値引きの記載があれば、

”よく勉強した”ということが表現されていて

アピールされる側(お客様側)としては気持ちがよかったり、

都合が良かったり(稟議決裁がスムーズなど)もあるとは思いますが、

 

そのままの形で請求書まで作成してしまうと、

不便なことも生じてしまいます。

 

 

僕が会社で経理をしていたときも含めて、

これまでに何度もお目にかかってきてはいたのですが、

この表示には不便さも感じていました。

 

一括値引きの表示は、見積もり段階までとして、

その後、請求へと段階が進んでいったときには、

項目ごとに区分してほしいものです。

 

経理部門にとっては特にそうですが、

購買部門で別に検収をする場合には、

購買部門もたぶん同じ感覚だと思います。

 

 

請求書をもらう側としては、

今後は一括値引きの表示をやめてもらっても良いと思いますし、

(そのように取引先にお願いをしてみるとか)

 

もし自社が発行する側だとしたら、

そのような形では発行しないように変更してみてはいかがでしょうか。

(できれば。)

 

 

もちろん業界によってはフォーマットの段階から

一括表示となっているケースもあるとは思いますが。

これは経理処理する側としての感覚です。

 

 

 

これと似たようなことを、

自分も知らず知らずのうちに

相手方にしてしまっているかもしれません。

 

請求書で支払額が見にくいとか。

それは消費税額だとか。

 

 

ふと気が付けるかどうかも

大事にしたいと思います。

 

 

 

ご覧いただきまして誠にありがとうございました。