検索できることは大事なスキル
検索できることは大事なスキルだと思います。
仕事であっても、趣味であっても、
必要なことをネットでサッと素早く検索したり、
書籍であったら目次から知りたいところにすぐにたどり着けたり、
組織やグループであれば詳しい人とつながっていて確認がすぐにとれるということも含めて、
検索能力は大事だと思います。
検索する内容にもよりますが、
ネット検索が最も一般的ではないでしょうか。
もちろん、検索しないでも済むことが一番かもしれませんが、
誰しもすべてのことが頭に叩き込まれているわけではありません。
たとえ専門であったとしてもです。
一度覚えていたことでも忘れることがあります。
記憶があやふやになってしまっていることもあります。
そういったことを、サッと検索して確認できることは、重要なことだと思います。
キーワードがすぐに出せるとか。
あそこに載ってたよな、とか。
ズラッと書かれていても、必要なところだけパッと読み出せたりとかも。
むしろ、
覚えているということよりも、検索できることのほうが
場合によっては、重要かもしれません。
記憶力よりも、検索力。
記憶力ももちろん大事ですが、検索力があれば記憶力の何倍分もカバーできますので。
ただし、検索した内容を読んでみてすぐに理解できることが前提です。
イロハから勉強しなければ理解できないようなことなら、
検索する前にすべきことがあるでしょう。
☆☆☆☆☆☆☆
そういえば、
以前勤めていた会社に、
自分の机に50センチほどの高さに仕事の書類を積み上げている人がいました。
バビルの塔みたく。
僕とは別の部署のおじさんだったのですが、
経理だった僕は、そのおじさんの席のところに行って、色々と確認しなければならないことが何度かありました。
(内線じゃ分かりにくくて。)
そのおじさんの席のところまで行って、
僕が知りたいことを質問すると、
いつも、いつも、何を聞いても、
そのおじさんは、
その塔の中ほどから2、3枚の紙をスルスルと取り出して
ほれ
と、僕に見せてくれたりしたものでした。
おおー
と歓声が上がったものです。
書類を机いっぱいに、平面に広げて、調べごとをする人はたくさんいましたが、(僕も含めて、)
そのおじさんは、いつも書類を「縦」に重ねていました。
特殊な能力だからなのか、僕の席からみて遠くのおじさんの席のほうからうっすらと歓声が聞こえてきたこともあるくらいです。
すげー、と。
検索のはなしでしたが、
このおじさんのような「特殊な検索スキル」を持った人は、もういないでしょう。
(残念ながら、今の時代ならもう、、、データ化されて。)
最初はや〇ざみたいに怖い人でしたが、
(経理新人の僕に「ゼニや、ゼニ出せゴルァ」と。)
実際はそうではなくて、
安心したことも一緒に思い出されます。
数年後に、
塔の3分の1ほど残したまま、
お元気に定年退職されていきました。
どうぞお元気で。
ご覧いただきまして誠にありがとうございました。
検索できることは大事なスキルだと思う、
というはなしでした。
楽しい思い出ばなしも。